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なぜゴロワーズは短くなるまで吸わなくてはダメなのか



何故に考え,何故に語るのか。
答え。眼前に「問題」があるからだ。

―宮崎哲弥



タイトルについては一番最後に書きます。


遅まきながら,新年あけましておめでとうございます。
今年もマイペースに更新を続けたいと思っていますので,よろしくお願いします。


2015年の振り返り
2015年にCV出演を目的として撮影をした動画は1本のみ(Tethnic5th) SoY2015において1位を獲得されたCVに出演させていただけたことを,本当にありがたく思います。招待して下さったTMrWさん,本当にありがとうございました。オフラインでは三回ほどスピナーの方々とお会いする機会がありました。その内一度はPrague氏のお宅にお邪魔して,一対一でお話しをしました。Prague氏が話してくれた「鍵っ子の話」と「おにぎりの表裏の話」は今でも強く印象に残っています。12月にはEaseさんが企画された「ペン回し Advent Calendar 2015」に参加させて頂きました。企画全体を通して見ると,記事のタイトルが素っ頓狂なのは私一人だけでした。反省しております。

これら以外は特筆すべき活動もなく,主に惰性でペンを回す日々でした。



『JapEn11thの感想』についての感想
2015年12月25日にJapEnシリーズの11作品目にあたる『JapEn11th』が公開されました。(編集者のrookさん,出演者の方々,素敵なJapEnをありがとうございました。)その公開直後から,何名もの方々がブログやTumblrなどでその内容についての感想を記されています。(私が確認できた限り,2016年1月10日時点で39名程)その流れに乗じて自分も…といきたい所ですが,この場で私が記すのは,それら感想に対しての感想です。


あえて私が「感想の感想」を記す理由は2つあります。一つは自身の未熟さ故に「JapEn」という高度な技術を集結させたCVに対して,他の方々のように的確な感想を述べることが困難であるということ。もう一つは,既に多くの方々がJapEnに関する感想を述べられているため「自分くらいは少し穿った見方でJapEnに関して言及してもよいのではないか」と思い至ったためです。『的確でなくとも,他人と意見が同じだとしても,自分自身の意見を持ち表現することが大切だ』という反論もあるかとは思いますが,自身が最大限”JapEn”に対して寄与できる表現方法を考えた結果,このような形に相成りました。ご容赦いただければと思います。


「感想の感想」と銘打ったものの,前半の内容は一般論となります。JapEnに限らず,他人の意見をどう捉えていけばよいのかという話です。具体的には「情報の取捨選択・リテラシーの重要性」を示した内容となります。上記したように,今年のJapEnに対しては例年に比べて多くの方々が「感想」と題して編集や出演者のFSについて言及されていらっしゃいます。今回のように一つのCVに対して多くのスピナーが意見するという機会は稀で,私のように「FSや編集の巧拙に対して確固たる意見を持てない(表現できない)人間」にとっては非常にありがたい事です。特に第一線で活躍されている方々の感想は勉強になります。
しかし,他人の感想を読む上で(自戒の念も込めて)注意したいことがあります。それは一つの意見を鵜呑みにしないことです。至極当然のことですが,大切な考え方だと思います。取りわけ今回のように同一のCVに対して沢山の方々が意見するといった場合には,多くの意見を参照した上で,それらを俯瞰的に捉える必要があります。

 
就活マニュアルや就職トレーニングにおいても,マニュアル通りになぞることが重要なのではなく,こうしたマニュアルが何を意味するのかを再帰的に把握する仕方が大切になります。つまり,マニュアルに対する理解の仕方でステージが測られるわけです。
言い換えれば,たくさんのマニュアルを読んだ上で個々のマニュアルに対してメタ的な立場を取れるようになることで,個々のマニュアルに縛られない自由を獲得することが重要になるということです。一般にマニュアルとはそのように使うものだと思いますが,いかがでしょう。

 ―宮台真司「宮台教授の就活原論」より一部引用

ペン回しが巧い方々の意見は,それに憧れる人たちにとってある種のマニュアルとなります。そういった意味合いで捉えても,宮台氏の主張は意義深い内容です。


発言者が「ペン回しの巧い人」というだけで,その意見には一定の説得力が伴います。しかしながら「巧い人が言うならその意見が絶対的に正しい」という考え方は早計です。それは,その人が苦労して導き出したペン回しに対する判断基準の最適解に便乗しているに過ぎません。肝心なのは多くの意見を参考にしつつ,自らのペン回しに対する意見を構築するための一助とすることです。また,自分が共感できた内容の感想,そうでない感想に対して,なぜ共感できたのか(またはできなかったのか)を考えることで自身のペン回しに対する価値観をより明瞭にすることが可能になるのではないかと思います。
マニュアルとはそのように使うものだと思いますが,いかがでしょう。


さて,ここまでは一般論に過ぎないというか「感想の感想」というタイトルとは程遠い内容です。(差し詰め「感想の感想」を前にした感想といったところです)以下に記すものが,主観を交えた本当の意味(?)での「感想の感想」に当たるのではないかと思います。


沢山の方々の感想を読んで感じたのは”編集に対してのテクニカルな指摘が少ないのではないか”ということです。「編集に関して門外漢ではありますが…」という類の前置きと共に,漠然とした印象のみを記した内容が多かったように思います。そんな中でも編集に対しての具体的な指摘をまとめていらっしゃったのは,実際にペン回しの編集に携わっている方々だけだったと記憶しております。やはり,編集に対しての知識や技術を持たない人間が編集技術等に対しての具体的な批判をすることは難しいのかなと思ってしまいました。私は「CVに対する鑑賞者側からの批判」も存在して然るべきだとは思うのですが,自分が技巧的な批判をできるかと問われたら,やはり答えに窮することになりそうです。


続いて,個人的にはaonekoさんのFSに対する感想が目にとまりました。これは,私がaonekoさんと同様に未改造ペンを継続して回していることに起因します。恐れ多くも,aonekoさんに対する感想の一部を自分自身にオーバーラップさせることで,自らの反省点を洗い出す契機とさせて頂きました。加えて,JapEnに未改造ペンスピナーが出演することの意義,引いてはDr.GRIPを回し続けることの意義について考える切っ掛けとなりました。これについては今後も時間をかけて自分なりの最善解を導き出していきます。


以上が私のJapEnの感想の感想です。ご参考までに。



2016年の目標
打って変わって,私の今年の目標についてです。(あくまでペン回しに関してです)今年の目標は二つです。一つ目は,前回のような酷い内容の記事を書かざるを得ないような精神状態を避けるためにも,もう少しペン回しという行為そのものに対して真摯に向き合いたいと思っています。平たく言うと,技術の向上を目的にしたペン回しの時間を増やします。今後は屁理屈を考える時間も程々にしたいと思います。二つ目は,他人のブログに対してもう少し積極的にコメントをしていきたいと思っています。誰かがブログでペン回しに対しての考えを記したとしても,無反応や肯定的なコメントばかりではディスカッションに繋がりません。苦労して長文を書き綴っても,独り善がりなものとして完結してしまう可能性があります。質問や批判は議論を深める上で重要です。しかしながら,他人のブログに対しての質問や批判は敬遠しがちです。それは「質問が的外れではないか」という不安や「批判などしたら嫌われてしまうのではないか」といった危惧があるからです。そのような保身的な考え方を排除して「少しでも議論を盛り上げたい」という献身的な考え方へとシフトチェンジできたらと思っています。それに伴って,他のスピナーとの親交を深めることができたらと思っています。



最後に,なぜゴロワーズは短くなるまで吸わなくてはダメなのか。それは”狂ったようにこればこるほど,一人の人間として幸せな道を歩くことができるから”だと思っています。
(参考:ゴロワーズを吸ったことがあるかい


以上

 編集のテクニカルな指摘、 とひとまとめに言っても、 編集には様々なテクニックがあります。 音合わせや動画のつなげ方などの基本的なものから、 CGの質や、 背景エフェクトが全体の雰囲気にどう影響しているかについてなど、 挙げればキリがありません。 したがって、 編集の経験が豊富な人に対して、 やはり知識の量で劣る私たちが批評をしようとすると、 指摘する点に偏りが出てきやすくなります。 仕方ないと割り切ればいい話なのでしょうが、 “私たちの批評”を濃厚なものにするにはどうすればいいのか、 考えるべきだと思います。

Twitterからきました。
これまで避けていたコメントの意義を考えさせられましたので、手始めにとこちらにコメントをさせていただきます。
「編集についてのテクニカルな感想が少ない」と言う感想についてですが、結論から言うと解決は難しいと思います。とても単純に考えると、"ペン回し界にはペン回しだけではなく、動画編集が好きな人もいる"わけなのです。TMrWさんやLoTusさんがそれにあたるとおもいます。ペン回しと動画編集には強い関係性があるとは思いますが、"一つの作品に全く異なる2つのジャンルが混在しているだけ"と言うようには考えられないでしょうか?
最後に、この問題を少しでも改善させるために、動画編集に興味のある人がより多くなるにはどうすればよいのかを考える必要があると思います。長くなりましたが、以上です。

Re:

>>objeさん

コメントありがとうございます。

確かに編集知識に乏しい人間の指摘は非常に限定的なものになりがちかと思います。今回の記事で私が述べた印象は,あくまでもFSの感想と比べてCV編集に対する感想が漠然としすぎているという点です。それ自体の良し悪しは別として,その感想が編集者の方にどのような影響を与えているのかが重要なのではないでしょうか。インセンティブになり得るためにはobjeさんの仰る“私たちの批評”をより濃厚なものにしていく必要があると思っています。
私は以前このブログ内にて『CVの鑑賞態度に関する提案』という記事を書いたことがあります。(現在も公開しておりますので,もしよろしければご参照下さい)内容は箸にも棒にもかからないものですが,編集者に対して貢献できるCVの見方を模索したつもりです。そういったCV鑑賞へのアプローチを模索するという行為がある程度普及し,各スピナーがFSの巧拙を判断する時と同程度のエネルギーを持って,CVを鑑賞することが望ましいのではないかと思っています。



>>Mevesさん

コメントありがとうございます。コメントの意義についてご考慮いただいたうえでご意見をくださったことを,本当に嬉しく思います。

CVの編集においてはペン回しに直接的な関連を持たない,純然たる映像編集の要素を含んでいることは間違いありません。ペン回しの知識しか持ち合わせていない人間が,それらに対して的確な批判をすることは極めて難しいことだと思います。少なくとも言及できる箇所はペン回しに関連する部分に限定されてしまいます。
私自身は,編集についての技巧的な感想の数が単純に今よりも多くなれば良いとは思いません。実際に編集に携わっていらっしゃる方々からすれば,映像編集のノウハウを持たない人間からの技巧的な指摘については,あまり良い印象を抱かれないのではないかと思います。私が問題視しているのは「編集に携わらないCV鑑賞者の述べる感想によって,編集者のモチベーションを高めることができているのか」という点です。あくまで鑑賞者として,如何に編集者に貢献できるかが重要なのではないでしょうか。そのためには上記コメントにてobjeさんが仰っているような“私たちの批評”をどのように濃厚にしていくか,若しくは(ペン回しに関連しない,純然たる映像編集に対しての的確な批評が可能なスピナーを増やすという意味合いにおいては)Mevesさんが仰っているように,スピナー全体としての動画編集に対する興味関心の底上げを如何にして行っていくかが今後の課題ではないかと考えています。

コメント

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